三重が誇る最強のオーガナイザー、chamaさんのイベントです。
この日は珍しく午前はデッキ診断、午後はジャッジをやってました。
時間の都合上、2人のジュニアプレイヤーしか相手できなかったのですが、2人とも喜んでくれてればいいかなぁと思う次第です。
ここでデッキ診断した1人とのやり取りが自分の中でとても思い出深かったので備忘録程度に残そうと思います。
診断者:小3の男の子。ポケカ経験歴半年くらい。
好きなポケモン:モルペコ
診断デッキ:ほっぺすりすりレシゼクモルペコ
悩み:モルペコを活躍させたい!
この辺のヒアリングはchamaさんが事前に用意して置いてくれたカルテに項目があったのですぐにできました。すごい。
相手の主張や悩みをしっかり聞けって仕事で学んでましたが、社会人になると当たり前のようにできるんですね…。
ってな感じで診断スタート。僕は普段はチームメイトのデッキにいちゃもんをつけるだけのうざい人間なのでちゃんとできるかは不安でした、あと変なこと言って来てくれた人を悩ませるのは良くないのでポケモンの中身はいじらずにグッズやサポートをいじる方向性で行くことにしました。
さてデッキの中身を開けてみると、なんと懐かしいほっぺすりすりwithレシゼクではありませんか。聞くところによると、前回診断してもらってからいじくった感じらしい、リピーターなんだ…。
最初にやることはモルペコの確認です。1-1。それはそう、よくよく考えたらお金のある僕らとは違うのは当たり前の話。心の中で、「ちょっと行った万代書店日永店にはモルペコvとモルペコvmaxは合計500円くらいで売ってたよ」と呟いておきました。
先に戦術を説明しました。序盤はほっぺすりすりして、相手がダメージを負ってきたらモルペコvmaxを出して相手をけちょんけちょんにしてやろうって作戦です。
先にこちら側の意図を説明しておかないと話に納得してもらえないって仕事で学びました。
ここからはモルペコを如何に活かすことができるかという話をしていきます。
モルペコの採用枠が劇的に少ないので、レシゼクと炎エネを抜きモルペコラインの採用枠に。モルペコのエネの数と使いたい盤面、エネをつけていく手段がレシゼクと被ることをしっかり説明しました。少し難しいみたいだったので、「切り札はモルペコだとしたら切り札は2種類もいらないだろキリッ」なんて気の利いたことを言えればよかったなと思います。
次はトレーナーズです。僕が小学生のとき遊んでたポケモンカードはサポなんて感覚で入れてたし、グッズはモンスターボールが入ってた(ADV期〜DP期)し、サポを複数積めるだけのカード資産なんてなかったのでめちゃくちゃシビアだなぁなんて思ってました。ただ、前回のバックサポートもあってかデンジめっちゃ入ってたしホミカも入ってたし何も言うことはありませんでした。
グッズです。クイックボールは2枚でした。高いもんね。これは公式に文句を言うしかない。ポケカ公式もなんでこんな商売にしちゃったんだろうなぁと思います、1番苦しんでるのは子どもたちだと僕は思います。なのでそこはほっぺすりすりというデッキを活かして、ポケモン通信をおすすめしました。とりあえずエモンガさえ場にいれば好きなカードを探してこれると伝えると、男の子はとても感激していました。やったね。
本当はリーリエのピッピ人形をすすめたかったんですけど流石にやめました。ええ。
あとはエネルギーつけかえでかっこよくエネを集めてモルペコを活躍させようなんて話をしましたが難しかったかもしれません。
都度都度、男の子が話を理解できているか、モルペコが活躍しているシーンがイメージできているかを確認していきました。以前からほっぺすりすりを使っていたのでレシゼクを出すタイミングがわかっていたことが助けになったのか、終盤でモルペコを出すということは男の子にわかってもらっていたみたいでした。
最後、枠が余ったのでリサイクルエネルギーのことを話しました。
僕「これな〜んだ」
男の子「リサイクルエネルギーでしょ?トラッシュされるとき手札にもどるやつ。」
僕「そしてモルペコvのエレキホイール読んでみて」
男の子「エネルギーをトラッシュする…。」
僕「じゃあモルペコvでエネルギーをトラッシュすると…?」
男の子「…………?………、あっ!!!エネルギーがなくならないから毎回技が打てる!!すごい!!!」
これがあの写真の話です。
この男の子のような、素直な喜びを目にしてるとデッキ診断する度にやっててよかったなぁ〜と思います。今では勝つためのデッキ構築しかしていないし、周りのデッキの完成度も高いので特にやれることもないため、なんだか久しい感情になりました。
実は驚いてたことなんですが、男の子と一緒にお父様も診断に参加していて、必死にスマートフォンで僕の話をメモしていたことです。子供の遊びにここまで真剣に取り組んでくれるのはそうそう目にかかることではないと思います。このお父様ならモルペコ揃えてくれるよ…。
お父様とちらほら喋ってたんですけど、ぜ!にも行ったしジムバトルもよく行くようになって楽しいらしい。ピカバトでの対戦がモチベになってるところもあるので開催してくれててよかったと仰ってました。なんだかすごいイベントになってました、さすがchamaさんだ。お父様もちょいちょいポケモンカードはするみたいで、お父様がポケモンカードに真剣になった時、この親子は化けるなぁと思いました。
こんな感じで午前のデッキ診断は終わりました。
午後からの対戦ではデッキ診断に来てくれた子の動きを見ながらすきあらば「デッキどうだった?」と話しかけました。アフターフォローは大事って仕事で学んだので。
そのたびに負けたとか勝ったとか楽しそうに話してくれるので、デッキ診断結構役に立ったんだなとか、チームメイトが大会で勝った時負けた時に得る感情に近しいものを感じました。全然関係なかった人とこんな感じでおもしろおかしくつながりを持てるポケモンカードは偉大。
まあこんな感じで特に何が言いたいとかはないためぐだぐだした文章になりました。
このデッキ診断を受けに来た男の子みたいにポケモンカードを続けてくれるためのサポートはいくらでもしていきたいし、ここに来ていた子どもたちがいつか僕に挑んできたり、あの人みたいになりたいって言ってもらったり憧れてくれるようなプレイヤーとして今後も頑張っていきたいですって話でまとめにします。
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